【サルでもわかる】FX初心者向けにロスカットをわかりやすく説明します。【図解あり】

 

・FXを始めたいけど、ロスカットとは何なの?

・FXをやっていたら突然、強制決済されてしまったけど?

・初心者にもわかるようにロスカットを説明してほしい

 

このような悩みを持っているFX初心者に向けてわかりやすく説明します。

※この記事は、執筆時点のセントラル短資FXのルールで解説しています。今後変更となる場合や、他のFX会社ではルールが異なる場合もありますので、ご了承ください。

 

一体なんなの?ロスカットの意味をわかりやすく教えてほしい!

 

FX初心者にとって、初めてのハードルというべきキーワードが「ロスカット」

 

私は10年以上、FX歴がありますが、未だにスッキリとわかりやすくロスカットについて説明したサイトを見たことがありません。

 

ロスカットの説明をわかりにくくしているのが、FX業界の専門用語。「口座清算価値」「必要証拠金」「維持証拠金」「評価損益」「ワーニング」など、わかりそうでわかりにくい言葉が、ふんだんに使われています。FX会社は金融機関なので、正確に伝える必要があるのは理解できますが、そもそも、理解に至らないと、説明の意味がありませんよね。

 

そこで、私が本当にザクっとですが、わかりやすくするために図解してみます。

 

まず、大前提から。

 

1ドル=105円の時に、ドルを10,000通貨購入する(買い)場合の例です。通常は1ドル=105円のドルを10,000通貨買うわけですから、1,050,000円必要ですよね(上図左)(ちなみにこれをレバレッジ1倍の状態といいます)。

 

しかし、FXでは25分の1の資金(=4%=42,000円)で、1,050,000円分のドルを買えてしまいます(=最低購入金額)。これが、FXの魅力でもあります。(レバレッジ25倍の状態)

 

一方で、この42,000円は「維持証拠金」や「必要証拠金」といって、口座の残高がこれを下回ると強制的に「ロスカット」が作動する目安になっていて、「ドルの最低購入金額」とはまた違った意味があります。ロスカットとは、損害を口座残高以上にならない(株式投資の場合の追証)ように、投資家保護のために設けられた制度です。

 

しかしながら、このロスカット制度、投資家保護はありがたいのですが、その時に損失が出てようが、出てまいが、自動で決済されるため、取り引きが終了してしまい、損失が確定します。その後、ドル円が上昇してしまっても後の祭りです。相場が急落した場合に、投資家が「損をした」と、大騒ぎするのはたいていこのロスカットに引っかかったケースです(急落後はある程度戻すので、「そのまま持っていたら・・・」と余計に悔しく感じるものです 笑)。

 

ということは、もうお気づきの通り、42,000円だけの入金だと、ドル円が少しでも下がるとロスカット、ということになるので、現実的には42,000円だけ口座に入れて取引することはありません。そこで通常は、少し余裕をもって口座に入金します(下図)。

 

この図では、口座に100,000円入金した場合の図です(右図)。内訳は42,000円がドル円の購入資金(=維持証拠金)でしたよね。残りの58,000円が余裕資金(現金)となります。

 

 

で、100,000円入金した状態で、ロスカットされるのはどういう状態になった時かというと、この余裕資金の58,000円が無くなってしまった場合です。残り42,000円になるため、先ほど説明したように強制的にロスカットが作動します。

 

では、一体、ドル円がいくら下がると58,000円が無くなってしまうのか?ということが気になりますよね。

 

それは上図内にもあるように、計算式で求められます。上記の例の場合、5.8円下がるとロスカットがかかる計算になります。つまり、ドル円が105円-5.8円=99.2円に下がった時です。

※維持証拠金はドル円のレートによって変動しますが、ここではわかりやすくするために42,000円に固定しています。

 

 

ということは、口座に入れておく金額は58,000円と言わず、多ければ多いほうがよいことになります。最も安心な入金額は、以下の計算式で求められます(このような計算はFX会社のホームページでは教えてくれません)

 

(現在のレート105円×10,000通貨)+42,000円(必要証拠金4%)=1,092,000円(理想の入金額)

 

1,092,000円を口座に入れておくと、

 

(1,092,000円-42,000円)÷10,000通貨=105円(の下落に耐えられる)ということになるので、仮にドル円が、1ドル=0円になっても、強制的にロスカットがかからないことになります。が、1ドル=0円になるなんて、そんなことはまずあり得ませんよね。なので、これだけ余裕資金があると、絶対的な安心感があるということになります。

 

「1,092,000円は用意できないよ」

 

という方は、

 

(口座に入れられる金額-通貨別の証拠金(=4%))÷購入する通貨量=下落に耐えられる値幅

 

で、「口座に入れられる金額」の部分に、あなたが用意できる金額を入れて計算してみてください。レートがどのくらい下落したらロスカットがかかるのか?を簡単に計算できます。

 

整理すると、

 

・ドル円(1ドル=105円)は42,000円で購入できる(維持証拠金4%)

・ロスカットされる時は口座残高が42,000円になった時(証拠金維持率100%)

・口座入金額は42,000円~1,092,000円の間で入れておく(多いほどロスカットはかかりにくい)

 

と言えると思います。これだけ理解していれば、あなたの資金量を考慮して、なるべくロスカットがかからないように投資計画を立てることができます。

 

最後に余談ですが、「レバレッジが高いと危ない」という人がいますが、上記を読んでもらうとわかるように、レバレッジというのは、あくまでも「少ない資金で買える倍率」であって、危ないのは「口座にある資金の余裕度」であることがわかります。

 

レバレッジ1倍の資金を入れておけば、銀行の外貨預金となんら変わりませんし、ドル円が1円動いたとしたら、レバレッジが1倍でも25倍でも、評価損は1円×10,000通貨=10,000円で同じなのです。この点を説明しているFX会社やブログはほとんどありません

 

「FXはレバレッジが高いと危ない」と言って、否定してくる人は、上記の詳細説明をできない限り、FXを理解していませんので、そんな人の意見は無視しましょう(笑)。

 

といっても、あなたが一歩踏み出さないと、その人と同じです。知ったふりにならず、まずは少額でも良いので、自分で経験して学びましょう。