Windows10の無償アップグレード期間は終わったけど、現在はもう出来ないのかな?
Windows7からWindows10へのアップグレードの方法を知りたい
Windows10のアップグレードで失敗しない手順を知りたい
こんな悩みをお持ちの方にお答えします。
この記事を読むと、サポート終了期間が近づいているWindows7からWindows10への無償アップデートが出来るようになります。
※この記事は私が2018年12月、実際にWindows7からWindows10へアップグレードした時の情報を書いています。あなたのPCのモデルや環境が私と同じではないケースがほとんどだと想定されますので、アップデートの可否は保証できません。アップデート時の不具合等なども含め、自己責任でお願いします。
Contents
Windows7のサポート期間終了と、社会問題化したマイクロソフト社のアップグレート対応
以前、マイクロソフト社が、2020年1月14日にWindows7のサポートを終了すると発表し、その対応として、2016年7月29日までの限定で、無償でWindows10へアップグレードが出来る期間を設けていました。
しかし、この時のマイクロソフト社の手法が醜くて、半強制的にアップグレードされる仕組みとしたために、ユーザーの意図に反して、勝手にアップグレードが始まったりする、朝起きたらWindows10に変わっていた、などなどで、クレームが殺到、社会問題になった時期がありました。
そんなこともあって、無償とはいえど、「押しつけがましいWindows10なんかいらんわ!」と、当時、Windows10へアップグレードすることに抵抗し、Windows7のまま使用し続けているユーザーもたくさんいると思います(ちなみに私もそうです)。
しかし、時は過ぎ、既にWindows7の公式サポートの終了がマイクロソフト社から告げられ、2020年1月14日のWindows7のサポート終了が近づいてきました。やはりパソコン界の王者には逆らえませんね。
Windows7のサポートが終了すると、以下のようなサポートが停止し、

以下のような危険性をはらむことに状況になってしまいます。

そのため、もうアップグレードが嫌、とも言っておられず、遅くとも2019年末までには、Windows10へのアップグレードを考えないといけないので、私もサポート終了の約1年前ということで、Windows7からWindows10へのアップグレードを試みてみました。
すでにWindows10へ無償アップグレードは終了している
2016年7月29日に無償アップデートが終了しているため、マイクロソフト社の公式ページでも、以下のような記載があります。

そして現在は有償でWindows10が販売されています。
しかし、「マイクロソフトの事情でOSをバージョンアップしたのに、お金を払ってWindows10にするのは抵抗がある」そんな人が多いのではないでしょうか。
私も思わずアマゾンでWindows10をポチりそうになりましたが、諦めきれずググってみることにしました。
【結論】現在も無償でWindows10へアップグレードが可能
すると、なんと!現在もWindows10は無償でアップグレードが可能ではありませんか。
詳しい理由はわかりませんが、よくある怪しいソフトを介して・・・などと言う話ではなく、マイクロソフト社公式ページから、無償でWindows10へアップグレードが出来ます。しかし、このことはあまり知られていませんね。

おそらく、先ほどのマイクロソフト公式ページの文言を読み解くと、

2016年7月29日に終了したのは「”Windows10を入手”(GWX)アプリ」による無償アップグレード(単にキャンペーンだった?)」であって、「Windows10無償アップグレード」自体は終わってないのかも(勝手な推測)。
また、「無償でアップデートさせんかいっ」と怒鳴りこんでくる人の対策として、PRはしないけど、無償で出来る方法を用意しているとか、、、
いずれにしてもよくわかりません。。。
【実践】Windows7からWindows10へのアップグレードをやってみた
さて、今は無償でアップデートが出来るようなのですが、これもいつ終わるか分かりませんので、早速、持っているWindows7のPCでやってみました。テスト的にやってみたのは、2013年ごろにドスパラ買ったBTOのPCと2011年9月発売のレッツノートCF-S10(EWGDS)です(この後、2012年2月発売のレッツノートCF-SX1(GDHYS)も成功しています)。
Windows10へのアップグレードの方法は、以下の通り。
Windows10のダウンロードサイトへ行く
↓
「ツールを今すぐダウンロード」をクリック
↓
「MediaCreationTool」をダウンロード→実行
↓
「このPCを今すぐアップグレードする」を選択
で、アップグレードが始まりますので、ダイアログに従って進めていけば、Windows10にアップグレードされます。
実際にやってみた結果ですが、ドスパラPCが何の問題もなく、すんなりアップデートを完了しました。「こんなに簡単にアップグレード出来るのであれば、もっと早くからやっておけばよかったなー」と、楽勝宣言をして、CF-S10のアップグレードに取りかかりました。が、ここでドボン。ハマりました。
【失敗】Windows10アップグレード「次の作業が必要です」が出て前に進まない
パソコンのアップデートなどによくある現象なのですが、既に搭載されているドライバなどが、新しいバージョンに対応していない、などの理由で、エラーが起こることがよくあります。
今回も、OSをWindows7→Windows10へアップグレードするメジャーなバージョンアップになりますので、ある程度は予想していました。でも、エラーが出ても手間がかかるだけで、解決できると思ってました。しかし、、、
バーン!こんな感じで「次の作業が必要です」と画面が出てインストールがそこから先に進まず、停止状態になってしまいました。「情報の更新」ボタンを押しても前に進まない、「手動でアンインストール」しても、前に進まない現象が現れました。
この画面の画像は、マイクロソフト社のサポートページから借りてきた画像なので、あくまでも参考画像になりますが、「Novell Client for Windows」というアプリがWindows10と互換性がないので、アンインストールしてね、と書いてあります。このように、この画面では主に「Windows10と互換性がない」アプリやドライバ、セキュリティソフトなどが表示され、前に進めなくなって停止してしまいます。
私の場合は、「Intel(R) Dynamic Power Performance Management」を削除するように求めてきました。しかし、問題はここから。
指示された通り、コントロールパネルから「Intel(R) Dynamic Power Performance Management」を削除したにも関わらず、相変わらず、前に進めないのです。エラーで一番嫌なのが、こういったループを脱することが出来ないこと。イライラしますね。
でも、こんな中途半端なところで終われないので、エラーを解決する方法がないのか?をさらに必死になってググってみました。
Windows10のインストールで「次の作業が必要です」から前に進むための解決策
ググってみると、ありました、同じ悩みを抱えている人たちのコミュニティが。
早速、ここに書いてある通りにやってみます。が、しかしまた、早々に詰まりました。
2) フォルダ内の DppmCleaner (.bat) を右クリックして[管理者として実行(A)…]をクリックします。
→これがそもそも、存在しません。
またまた八方塞がりになりましたが、いろいろググって見つけた以下の対応を行った後、再度Windows10のインストールを始めると、すんなりとインストールが完了しました。
②CF-S10で検索
③CF-S10E、S10F、S10Tシリーズ Windows 8(=10ではない)アップグレード対応モジュールを探す
④Intel(R) Dynamic Platform & Thermal Framework ドライバーを探し、ダウンロード
⑤etm_6071084ファイルがダウンロードされるのでダブルクリックで展開
⑥C:\util2\drivers\etm フォルダを開く
(utilフォルダは、util,util2,util3、etmフォルダもetm,etm2,etm3等の名称の場合があります)
⑦Setup.exeを実行
⑧C:\util2\drivers\etm フォルダ内の LPOSettingをダブルクリック
⑨「ユーザーアカウント制御」の画面で[はい(Y)]をクリック
⑩「Success. Restart your computer.」と表示されたら [OK] をクリック
(表示されない場合は画面下のタスクバーをチェックしてみてください)
⑪ Windows を再起動
これでほぼ問題はクリアできると思いますが、お使いのPCの種類やバージョン、その他使用環境にて、うまくいかない場合もあると思います。そんな時は、こちらのソフトでアップデートするしかないですね。私がバージョンアップした時よりも安くなっているようです。
まとめ
今回のようにインストールが止まってしまった原因は、Windows7→Windows8へのアップグレード時にもあったようです。このタイミングでWindowsはOSの仕様が大幅に変更になっており、Windows8はどちらかというとWindows10の仕様に近いので、今回のようなエラーが出てきたのだと思います。
また、おおむねですが、ググった情報やPCメーカーのページを見ていると、2013年前後でエラーの出る出ないがあるようです。今回エラーが出たレッツノートも2011年発売で、メーカーのページを見ても分かる通り、Windows10の動作対象外機種になっていますので、少々のエラーは仕方ないですね。でも問題なく使えています。
また、冒頭にもお断りしましたが、あなたがお使いのPCの仕様や環境が、私のPCと完全一致する可能性はほぼ0(ゼロ)なので、全く同じ方法でエラーが解決するとも限りません。何か起こっても責任取れません。しかし、一人でも多くの人を「エラーの解決」という完全に不毛な時間に拘束されることを避けてあげたい一心で、記事にしてみました。
こんな不毛な時間は出来るだけ排除し、それよりも何よりも収益を生むブログの記事を書くなど、有益なことに時間を割きましょう。
最後に大切なことを言うのを忘れていました。アップグレードする前には必ずバックアップを取られることをおすすめします。私はこの外付けのHDDでバックアップを取っています。最近はHDDも安くなりましたね。容量を気にせず、高速&大量のバックアップが可能です。ご参考まで。